linux kernel 5.15からsambaサーバー機能がカーネルに搭載された。まだまだ既存Sambaほど速度は出ていないようだが、smbdirect機能を提供するなど、今まで対応されてこなかった分野にも着手している。smbdirectを使いたければwindow server一択だったので、これは画期的なこと。
debian bookworm(12) testing版のカーネルで動作する。
#apt-get install ksmbd-tools
#ksmbd.adduser ユーザー名
#cat /etc/ksmbd/smb.conf
[global]
netbios name=ksmbd
[share]
path=/etc
guest ok=yes
smb.confで使える設定項目は下記リンク参照。
Mellanox ConnectX-3 VPIのinfinibandモードで使用する場合には注意が必要です。
1)debianではksmbdのsmbdirect機能を無効化されていますので、カーネルモジュールの再コンパイルが必要です。
2)connectx-3のmlx4_coreドライバ(カーネルに付属しているドライバ)ではtransport_rdma.cを修正しなければrdmaがONになりません。